みなさま、おつかれさまです。ワーキングマザーのロスジェネです。
いつもは投資の話ばかりですが、今回は少し趣旨をかえてワーママの転職の話をします。
私はロスジェネ世代、2児の母、フルタイムでIT関連企業に勤める社会人です。
ワーママ ロスジェネ
今私が勤めている会社は転職して数年経過したところで、仕事のボリュームがちょうど良く、残業時間は規定内、有給もばっちり取得できワークライフバランスが取れる会社です。おまけに良い人が多いのでストレスもほとんどありません。
また仕事柄というのもありますが、割と自分都合で色々なスケジュールを調整できるので、子供の用事を優先して組む事が可能です。
年収は下記の記事で公表しましたが、700万円程度です。
自慢したい訳ではなくて、今ワーママをやっていてつらい思いをしている人が、「世の中にはそんな会社もあるんだ、もしかして転職したらもっと良い環境になるのかな?」と希望を見い出してくれたら良いなと思っています。(もちろんそんな会社ばかりではないので注意は必要です。)
この記事では、
・ワーママの実態
・ワーママの平均年収
・共働きのワーママ収入構成
・賢いワーママが転職する時に気をつけること
などについて、【40代投資ワーママ】 ロスジェネの体験談も交えて、世の中の実情と共にご紹介します。
ワーママの実態
まず始めに、これだけは言わせてください。
あなたは偉い!
雇用形態がパートだろうが、アルバイトだろうが、派遣だろうが、契約社員だろうが、正社員だろうが、とにかく子供を産み・育て・さらに仕事もしているあなたは、もうそれだけで天晴れです!!
厚生労働省が2019年に発表した「国民生活基礎調査の概況」によると、子供がいて働いているお母さんはなんと72.4%もいらっしゃいます。そのうちの26.2%が正社員、37.8%が非正規雇用だそうです。
そして近年では、働くお母さん自体も増えているし、正社員お母さんも増加傾向にあるようです。非正規雇用の方は正社員に、正社員の方はハイクラス転職をぜひ目指して頑張ってほしいなと思います。
ワーママの平均年収
調べて見ましたが、実は厚生労働省ではワーママというくくりでの調査はされておらず、2020年に発表した「令和3年賃金構造基本統計調査」から紐解いていきます。
女性年齢別の年収
あくまで女性全員、雇用形態に関わらずの年齢別平均年収がこちらです。基本的には、働き続ける事で価値が高まり、年収が高くなって行くといったところでしょうか。
25~29歳 |
2,362,000円 |
30~34歳 |
2,485,000円 |
35~39歳 |
2,600,000円 |
40~44歳 |
2,699,000円 |
45~49歳 |
2,709,000円 |
50~54歳 |
2,779,000円 |
女性企業規模別の年収推移
こちらは企業規模別の年収推移です。
やはり企業規模が大きい方が有利のようです。大企業の場合、50歳付近で最高値303万円となっています。
ワーママの平均年収
調査母数が減りますが、独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表している「子どものいる世帯の生活状況および保護者の就業に関する調査2018」によると、ワーママ母子家庭では234.2万円、ふたり親世帯ではワーママ単独で143.5万円が平均年収のようです。
これは例の、夫の扶養を超えないようにしているお母さんの戦略ですね。
共働きのワーママ収入構成
共働きのワーママ収入構成をみると、正社員ワーママの74.9%が年収201万円オーバー、非正規ワーママであれば8.7%が年収201万円オーバーと、かなり差が開いているのが現状のようです。
折角働くのであれば、非正規よりも正社員、正社員よりもハイクラスを目指したいですよね。
私も一度は出産育児のためフルタイム・正社員の道を諦めたことがあります。子育て中は「もう私なんて社会に出て働くのは無理だ」そんな風に思っていました。
しかし、少し子供たちが大きくなって自分の時間ができてくると、もう一度バリバリ働きたい熱が高まり再就職することを決意、そこからは紆余曲折ありましたが、今では正社員として無事に職を得ています。そして、復帰後転職をすることで、ハイクラスの仲間入りを果たしました。
賢いワーママが転職する時に気をつけること
【ポイント1】 一人で戦わない
転職エージェントに登録して、コンサルタントさんを味方につけましょう。
私は直近の転職活動の際、いくつかの転職ポータルサイトへの登録といくつかの転職エージェントへの登録を行いました。
久しぶりの転職活動で、どこで何をしたら良いのかがわからなかったからです。その結果、転職ポータルサイトは気楽に登録できるけれど、企業と直接やりとりするため「相談できる人」がいないんですよね。たとえばカジュアル面談して良い感じだったのに後日お断りされる、その理由を知りたいと思ってもヒントすらもらえません。どこを改善すれば良いかわからないから、下手な鉄砲を数打つ戦略になってしまいます。
【ポイント2】 コンサルタントを味方につける
一方、転職エージェントに登録するとコンサルタントが付きます。専任の担当者がついてくれるため色々と細かい希望を伝えたり、レジュメをより良いものにするためのアドバイスをもらえたり、求人票には乗っていないような情報を教えてくれることもあります。
転職エージェントの進め方や担当者は、合う合わないもあると思いますので、まずは登録してみて、コンサルタント面談をしてみる。希望を伝えてみる。相談してみる。色々と会話していく中で担当者が合うか合わないかを自分で見極める。をしっかりとやると良いと思います。
私の場合、最後にお世話になったコンサルタントさんがとても気の利く方で、2次面談までは2社同時に内定をもらっていたのですが、最終面談をうまいこと私の希望する会社を優先するよう日程調整してくださいまして無事に行きたい方に入社することができました。
コンサルタントさんを味方につけて、より良い条件の会社を狙いましょう!
【ポイント3】 ハイクラス求人は出回らない
ここからは、誰もがトライできる訳ではないと思いますが、ぜひ腕に覚えがある方は「わたしなんて・・・」と思わずに挑戦して欲しいと思います。もっと、もっと、女性も高収入を目指して良いはずです!!
正直、私のまわりには女性のハイクラス人材結構います。ハイクラスほど、会社も安定しているため年収以外の副次的な条件も良い気がします。冒頭であげたワークライフバランスも上手にとっている方、多くいらっしゃいます。
特にIT、広告、マーケティング、企画、営業あたりの職種であれば、女性でもハイクラス求人が出ているので、ぜひスキルを磨いて挑戦されると良いかと思います。ハイクラス求人は特にだと思うのですが、転職エージェントの会社によって、持っている案件が違う印象でした。俗に言う、非公開求人です。
企業によっては特定のコンサルタントにしか任せない、など、より慎重に扱われているようです。あちこちの求人サイトに出回る案件ではないようなので、こちらもしっかりと転職エージェントを選んでコンサルタントに相談しましょう。
【ポイント4】 在職中に時間をかけて転職先を探す
在職中の方であれば、「会社を辞めてから探す」という過ちはおかさないように気をつけてください。不利になります。
忙しいですが、どうにか折り合いをつけて在職中に転職エージェントへ登録。コンサルタントへはご自身の希望を一つも漏らさずしっかり伝えて、少しでもご自身にマッチする企業が見つかるチャンスを増やしてください。
私の時の経験談ですが、ハイクラス向けの転職エージェントでも転職を急がせられると言うことはなく、最後まで親身に私の要望をなるべく叶えるようにと動いてくれました。
さて、今回は私の体験談も交えて転職について書きました。
タイトルにもある通り、むちゃむちゃ忙しいワーママこそ、転職して少しでも楽をして、より良い条件で働いて欲しいと願っています。最近は企業側も、従業員が幸せになることを目標に掲げるケースが増えており、昔よりも働きやすい環境が用意されているので、少しの勇気を出してみてはいかがでしょうか?
投資の入金力をあげるためにも稼ぐ力を上げていきましょう!